日常を文章にしてみるレッスン。
週末、週末の仕事は時間がだいたい決まっているので、仕事後に人に会える事が一ヶ月に一度ぐらいはある。
まだ寒いビァガーデン。屋上の空は広く、そこから見える重機の数々は箱庭の中のようでもある。
普通の生活の中では、まったく想像もつかない消費である機械達。

映画や本、音楽の感想文を書くことによる効果を期待して始めた経済活動の初心に戻って映画感想文。
ツタヤ半額ウィーク。
「スパイダーマン」
サム・ライミはきっと、市民ケーンとかがダイスキで、当時の香りの残る新聞社の編集長を、どうしても自分の映画に撮りたいが為に、これまた古典アメコミのヒーロー・スパイダーマンを利用したにすぎないぐらいの満足感のある、古き良き映画だったので感動した。がんじがらめのアイオンチューだぜ。不自然ながんじがらめだぜ!これぞ映画!、、のヒトツの側面的娯楽。

「私の愛したギャングスター」
そうしたがんじがらめを自由に使う脚本家って、いいなぁ。オレもそういう風だったらなぁ
と思わせるわかりやすい、かつ仕掛けのある展開。映画の良い所って、ほんと90分とか180分って時間に縛られてる所かもしれないなぁ、と

で、ここで、急に思い出した話。
小学生の頃の道徳の時間で観たNHK教育番組。
あらすじは、美術工作の時間で登場人物達の近所にある富士山の写生をする宿題が出る。クラスの大半は、絵葉書のモチーフにもなっているというありきたりの景色(ドラマの演出するありきたりという価値観)で写生するが、それに反発する男の子は自分の見つけた富士山ビューで写生を始める、そしてエンディング。

この話、つまり道徳という価値観で訴求しているのは、つまりこれを権力的に強制する側の価値観の正当性を問う内容だったのではないか!
つまり、写生する集団は褒められるこそあれ、攻められるべきではないし、個人で行動するのを選択した彼の行動を肯定することにより、彼のこれから続くであろう人生の幸せに教育は何も責任を持てるはずではないということだ。

価値観というのは常に浮動している、がしかし、常に政治的局面を選択しているという自覚を忘れがちだ。
権力を選ぶか、反権力のリスクを選ぶか、そしてそれが幸せという価値観、社会という価値観に対して問われる個人のアティチュードを訴えかけていたのだ!教育者と言う矛盾を二重構造で示すことによって!

先生!教えてくれよー!
何が論理か教えてくれー!

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unk

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