where?

2004年5月21日
世界の中心で泣いた話を、滔々と、のべつまくなしに
語る若者の話に僕は、きっと優しい笑顔で、うなずいて聞く姿勢を
堪えず崩さぬよう細心の注意を払っていながら、世界の中心は、
きっと個人の稚拙な自己顕示欲の中には無く、
さらに人間の認知の範囲にきっと無いだろう。
200億年前、真空が揺らぎ高温・高密度の一つ密集体であったビッグバンを
予想したアインシュタインの場の方程式を、理解して世界の中心を語っていたら
最高にかっこいいのに、と優しい笑顔は忘れずに、我思う。

そして最近の若者の風潮として、こうしたクリティカルな状況、
恋人が死ぬとか、安っぽいヒューマニズムな毛筆やイラストに
対して心を揺り動かされている状況に、70年代とまったく対極にある
右傾化の傾向を感じるんだ。

5年前、まだワールドトレードセンターがニューヨークにあった頃、
5年後にはきっと慎み深さが風潮として社会に根付く時代になるに違いない、
と予言していた僕は、恥をかいた訳だし、実際に友達が少ないっつー事実が
自分に突きつけられるだけなのだ。

で、こうして文章書く環境最高。
こうしてどんどん内に篭っていくことで、中心から遠く離れた台風の近づいている
2004年の5月に記す。

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unk

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