エメラルドシティ

2004年11月17日
出張に絡めた観光をした。

飛行機に乗れること、なんで空を飛んで移動するということに
そんなドライな気持ちでいられるのか、僕にはその気持ちがわからない。
飛行機のことを鉄の塊と言う人もいる、様々な複合材料を加工した構造物を
塊だなんて。構造に対する論理の欠如以前の問題。
人の作りし物に対し、観念によって想像力が欠如してしまう事だけ
あってはならないと考えてきたけど。

僕は今、そういう話をされたら、こういう疑問を投げ返すような
会話を許される立場にはなく、相手と同じ気持ちであることを
相手にわかってもらえる態度を示すことで、スムーズに行く仕事を
している。
今の仕事を辞めるなんて考えられない。世の中は甘くない。
なんとか食べて住めて生きていける仕事。

出張に絡めた観光、交通費以外は自腹、かつ代休を使った観光、
出張の仕事の終わったあとの代休だったのに、それを他社の人から
咎められる。
でも、今の僕の立場では、気持ちが入ってませんでした。と
反省する姿勢を見せるのが正解。大切な仕事。今後も生活を可能にさせて
くれる仕事。

初めて行く場所を見て回らないなんて。そのチャンスがあるのに
見て回らないなんて。スケジュールに余裕が完璧にあるのに。
そういうチャンスを逃すなんて、という気持ちを完璧に内に込めなくては
ならない。

そんな風に、集団作業が必要だから、他社でも業界の先輩達と上手く
やっていかなくてはならないわけで、次の仕事場への移動手段は単独行動は
許されず、上手くやっていくにはそれも付き合いだ。
他人の車で送ってもらい、以前の観光についてのお説教を聞きながら
首都高から見えるのは、非日常的な東京の光だった。
波動の性質を持つ光子の奇跡に感動しながら、相手に同調するのだ。

自家撞着に陥るのは、時間と金の流れが決めてくれる事。
僕は生活していきたい。生き延びたい。

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unk

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