怪鳥

2004年12月15日
予定の無い代休日で、午後のタモリ起床。
お料理番組(今日は中華)を見ながら今日は
ウォルフガング・ティルマンスの写真を観に行こう
という意思決定がなぜかなされ、オペラシティに向かいました。

http://www.operacity.jp/ag/exh55.html

そう、こういうフットワークこそ、ボクが2000年、
たかが3週間の旅行で身につけたことなんだと再確認されるのは、
ギャラリーに行くという行為だけでは無く、
飛行機の窓から撮ったに決まっているマンハッタンの写真だ。
もちろん、写真の中ではツインタワーも健在。
何気ないような写真ではなく、徹底されたアンチコマーシャリズムと
批評に語られている写真群。
ボクが感じるのは、風景を切り取る視線のマジっぷりと
光を捉える、感光するフィルムの特性だ。
56枚のコンコルドはガチ。
旅客機設計というのは、マーケティングが最優先される構造設計で
それが現在のエアバスとボーイングの競争をもたらしていることに
まったく関係ない設計思想、であるからこそ奇跡。
ある種の鷲の王だ。滅びてしまった鷲の王。
進化は収束する。

でも、結局会社に行ったんだ。
名ばかりの、書類上の代休なんだ。
でも、そうしないと生活が出来ない。
生活の連続だ。
だから泳いで連続性を保つのだ。
水の中は耳をすませばノイズで一杯だけど、
なぜかある安定したレートを保つ内政的な周波数に満ちているような気がする。

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unk

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